病院概要

ごあいさつ

運営理念

宮永病院は
患者様との出会いを大切にし
安心と思いやりの医療をめざして
地域社会に貢献します

基本方針

私たちは

  1. 生命の尊厳と患者様の権利を尊重し、患者様の立場に立った医療を実践します
  2. 常に十分な説明をし同意を得ることに努め、患者様とともに診療を行います
  3. 標準化され かつ根拠に基づいた良質の医療を提供し、その実践にあたっては安全・安心の徹底をこころがけます
  4. 地域の医療需要に応えるため、急性期・回復期を対象とした内科・外科・リハビリテーションを診療の柱とし、他の医療機関と連携して地域医療を支えます
  5. 医療人としての自覚と誇りを常に持ち、その感性と技術を磨くため自己研鑽に励みます

ごあいさつ

理事長・院長 夏田 康則

当院の診療内容について簡単にご紹介いたします。

当院は、外科、内科、リハビリテーションを診療の柱とする、病床数88床の民間病院です。診療は、常勤医8名とほぼ毎週6名の非常勤医で担当しています。原則として新患は疾患別に専門医が診療し、病気が重なる患者様には連携して複数の医師が担当いたします。

消化器外科・内科では、主に消化器疾患(食道、胃腸、肝胆膵)の検査、診断、治療を行っています。内視鏡検査は上部・下部消化管、胆道系など併せて年間2700例ほどです。診断とともに、内視鏡治療(ポリープ切除、早期癌切除、止血術、胆石や閉塞性黄疸に対する諸治療、消化管狭窄に対する拡張・ステント術、胃瘻造設など)も積極的に取り組んでいます。手術は年間130例程度で、開腹術以外に胆石を中心に胃がんや大腸がんにも腹腔鏡下手術の適応を拡大しています。また、最近の消化器がんに対する化学療法の進歩はめざましく、当院でも外来、入院で多くの患者様を受け入れております。難病の中でも増加傾向にある炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)や、新薬で完治が望めるC型肝炎などの肝臓病にも経験豊かな専門医が対応いたします。ピロリ菌の診断治療は、2000年潰瘍で保険適応になって以来現在まで熱心に取り組んで来ましたので、詳細はホームページをご参照下さい。

内科では、2017年4月に糖尿病センターをオープンしました。患者様をセンターに集約し、専任医師3名(常勤2名、非常勤1名)と兼任常勤医2名の計5名で診療いたします。また、専門性の高い看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士、事務クラークがチームをつくって、生活指導、フットケア、栄養指導、服薬指導、運動療法などを行い、いろいろなご相談も承ります。ゆったりとした空間で、糖尿病に関する知識を広めたり、患者様同士のコミュニケーションがとれるよう工夫いたしました。教育入院を含む入院治療体制も整っています。詳細はホームページをご覧下さい。高齢化が進む中、肺がんや慢性の呼吸器疾患(喘息、肺気腫、肺線維症など)、肺炎なども増加しています。これらの病気はどうしても治療に時間がかかり、また肺癌の免疫、化学療法など高度な専門性が要求されることも多いので、専門医にお任せいただきたいと存じます。診療とは別に禁煙外来もあります。リウマチなどの膠原病、循環器疾患、皮膚科なども非常勤医と常勤医が協力して診療を行っています。

当院のリハビリテーションは開設時より脳卒中(脳血管)を主体に行って来ましたが、最近では整形外科(運動器)や病後の機能的低下(廃用症候群)の患者様にも対象を広げています。リハビリ室は院内の一角の1,2階を占め延べ約270坪の広さがあり、病室のある回復期リハビリテーション病棟(35床)と一体的に運用されています。現在の療法士は、理学13名、作業9名、言語聴覚4名の計26名です。重症の患者様も多くおられますが、出来るだけご自宅にお帰りいただくことを目標に気持ちの通ったリハビリを提供したいと考えています。また、ご自宅に伺う訪問リハビリを積極的に行い、制限はありますが外来でのリハビリにも取り組んでいます。

これまで法人内に「介護老人保健施設こんにちわセンター」、「訪問看護ステーションことぶき」 、「ホームヘルパーステーションさきがけ」、「居宅介護支援事業所夢路」、「地域包括支援センター」の5施設を開設し、宮永病院がバックアップして在宅、通所、入所の介護事業を提供してまいりました。2017年4月、病院に併設する形で医療・介護複合施設を新築し、両建物内での往来を可能としました。複合施設の中には、「こんにちわセンター」の名称を用い新たに老人ホームとしての「有料ケアホーム」と「デイサービス」を設けました。ご利用いただく方にとって介護サービスの選択肢が増えるだけではなく、いわば病院内施設として緊急時の対応なども可能となり、安心してお過ごしいただけるホームだと考えております。

利便性の高い街中、かつ閑静な寿公園の前に、コンパクトに医療・介護施設を集約しました。今後も物理的機能的に、より緊密に連携をとりながら、安全安心で良質な医療・介護を目指し、地域に貢献させていただく所存です。

2018年4月1日

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